2020/08/15

答えよりも、問いのほうが好きだ。

 

それは例えば、印象派の絵画に似ている。

また例えば、未完の物語に似ている。

 

 抽象が具象になる一歩手前、

すべての伏線が回収される一歩手前、

解決が与えられる、一歩手前。

 

その、一歩手前においてだけ、

私たちの脳内に結ばれる像の大きさは、無限大になるのだと思う。

最後まで進んでしまった場合とは、比ぶべくもないほどの大きさに。