2020/09/16
起きぬけに、ミントミルクティを淹れる。
風変りだけれど優しい味は、昨夜読んでいた作品の余韻。
作品の中の世界と、自分のいる世界とを結びつけるのが好きだ。
たとえば、ホットチョコレートを飲むときは、
エンデ『モモ』のあの朝食の場面を読み返すし、
料理をしなくちゃいけないけれどどうにもやる気がでないときは、
こまったさんシリーズのお料理の場面の頁を開く。
そうして、登場人物と一緒に行動してみると、
作品の世界が美しいぶんだけ、自分の内側まで透明になるような気がする。
そんなわけで、今朝はミントミルクティ。
どの作品かは内緒だけれど、
朝目が覚めたら、あの作品に流れる時間を、ちょっとだけなぞってみたくなったから。